2009年02月27日

声を出すことの重要性

最近、中学生の練習を見ていて思うことがある。

それは、投げ込みの練習の際に、声を出さない生徒さんがとても多いと言うこと。

これは、小学生からの習慣になっているかもしれない。

投げ込みの練習で、声を出すと言うことは、とても重要だと私は考えている。

これは、全国大会などの大きな試合の際に、精神的に不利になることがあると考える。

全国大会などの大きな大会になると、試合前のアップなどで、周りを見ると、自分より強く見えるもの。

そんな時に、重要なのは、「声を出すこと」なのだ。
声を出すことで、普段の自分に戻れたりする。

しかし、普段の練習の時から、声を出して練習していないと、試合の雰囲気にのまれてしまい、
自分の力が出せないで終わってしまう。

小学生から声を出すことを習慣にしておくことは、とても大事だと思う。

毎回、毎回、指導員が、
「声を出せ」
と言わないとやらないという状況は、言われたからやる。になってしまう。

言っている指導員も疲れてしまう。

上級生が見本となって、下級生に教えていくと言う姿勢が大事だと思う。

  


Posted by アスリートサポーターズ at 10:09Comments(0)柔道

2009年02月26日

人のよいところを盗む

柔道の練習の中で、
「人の技を見て、盗む」
と言うことをやっていくと、強くなれると思っています。

先生から教えてもらう技はもちろん身につける事は、
練習しかないのですが、強い人の練習を見ることで、自分の物にする努力をすることが、
強くなるための秘訣だと思います。

そうやって、身につけた技は、大人になっても、体に染み付いていると言う感覚があります。

自分自身の現役時代の体験の中ですが、毎日同じ相手と練習していると、技がかからなくなったりします。

その練習の中で、相手の練習をよく見ました。

強い人の練習を見て、真似してみました。

真似している中で、自分に合った技に出会いました。

それは、背負い投げからの大内刈りでした。

私が、目標にしていた先輩は、相手の力を利用した、タイミングで投げているように感じました。

何度も何度も、乱取りの中で練習しました。
最初は、うまくいきませんでした。

動きの中で、かけていくうちに、ある日投げることが出来ました。

タイミングが分かった瞬間でした。

その技は、その後の試合でも、決め技として使うようになりました。


現役を引退して、指導者になったとき、自分が動ける時は、なるべく自分と練習する中で、
体で、覚えて欲しいと思いました。
練習の意図がありました。
柔道は、指導者が教えるだけでは、強くなれません。
強い人と練習し、投げられる中で、強くなっていきます。


そんな中、ある方から
「先生は、指導するのか、自分がやりたいのか、ハッキリしてください。」
と言う声を頂きました。

傍から見れば、私だけがハッスルしているように見えたのかもしれません。

しかし、動きの中で体で覚えた技ほど、試合で使える技になるのです。

練習の中で、もう出来ない、もうここまで。と思って出した技が、試合で無意識の中でかけたりすることが
あるのです。

大事な事は、
動きの中で覚える、強い人と練習し、投げられて覚える。
と言うことだと考えています。  


Posted by アスリートサポーターズ at 14:19Comments(0)柔道

2009年02月25日

形が盛んな長野県

柔道の練習には、「形」と「乱取」の2つの方法があります。

「形」と「乱取」を修行することによって、勝負の理を体得し、
修行の成果を得、柔道の奥義に進むことができると位置づけられています。

形は、あらかじめ順序と方法を決られていて、「取」、「受」に分かれ演技され、採点によって順位がつけられます。

ご存知の方も多いかも知れませんが、長野県は形が盛んです!

一昨年の世界大会では、「柔の形」で世界一になった女性の方も長野県の方ですicon12

私自身は、現役時代は、形は昇段試験の為のものであり、あまり熱心に練習をしたとはいえません‥icon10

しかし!
現役を引退した今、形は現役を終えた選手が、戻ってこれる場所になれると確信しています。

柔道の形を学ぶことにより、子供達に指導する事が深く出来るようになったと思います。


講道館では、以下の8つの形が主に行われています。

「投(なげ)の形」 
手技、腰技、足技、真捨身技、横捨身技からそれぞれ3本ずつ選んで作られています。

「固(かため)の形」 
抑込技、絞技、関節技からそれぞれ5本ずつ選び組み合わされています。

「極(きめ)の形」 
真剣勝負に当たって一番有効となる技を習得するためのもので、居取8本、立合12本から成っています。

「柔(じゅう)の形」 
攻撃防御の方法を、緩やかな動作で、力強く、また、表現的、体育的に組み立てたもので、突出、肩押など、全部で15本から成っています。

「講道館護身術」 
21本から成る現代的な護身の術です。徒手の部12本と武器の部9本が組み合わされています。

「五(いつつ)の形」 
嘉納師範が大構想のもとに作り始め、5本にとどまった未完成の形。芸術味豊かです。

「古式の形」 
起倒流柔術の形を、柔術の真髄を示すものとして残されたもの。表14本、裏7本の計21本です。

「精力善用国民体育」 
嘉納師範が精力善用主義に基づいて考案された攻防式国民体育であり、単独、相対の動作があります。


私自身は、私の師匠が学んでいる「古式の形」にとても興味があります。

形の試合は、一般の試合に比べて、雰囲気が全く違います。
それもまた、いい緊張感で、楽しいと思いますicon12



  


Posted by アスリートサポーターズ at 09:43Comments(2)柔道

2009年02月22日

アスサポを作った訳

アスリートサポーターズの黒岩千子です。

アスサポを作りたいと思ったのには、理由があります。

それは、自分自身の現役時代の経験からです。

私は、大学時代に、名門と言われる大学の柔道部に在籍していました。

長野でぬくぬくと育った私にとって、大学の練習は、想像以上にきつく厳しいものでした。

精神的に追い込まれていました。

目の前のその日の練習をこなすのに必死でした。

練習しても、しても、弱くなっている感覚がありました。

自分で選んだことなのに、
「辞めて楽になりたい」って思ってました。

その時の自分は、それが精一杯でした。

現役を引退して、指導者になったとき思いました。

体のメンテナンス・トレーニング指導者・メンタルトレーニングなど、
正しい知識をもっと知っていたら。

アスリートとして、結果を出せたかもしれない。

アスリートのアスをサポートしたい!

そんな思いで、アスサポを作りました。
  


Posted by アスリートサポーターズ at 05:28Comments(0)