2009年06月08日

試合で勝つ集中力の作り方 練習の為の練習していませんか?

今日のテーマは

「試合に勝つ集中力の作り方 練習の為の練習していませんか?」です。

自分の現役時代の試合の時の苦い体験があります。


私が、大学生になって初めて出場した試合は、「全日本無差別東京予選会」でした。

場所は、「東京武道館」でした。

東京武道館では、高校全国大会で試合した時以来。

わざわざ富山から祖父が応援しに来てくれました。

祖父は、高校時代から、試合に必ず応援に来てくれました。

私の1回戦の相手は全国大会で優勝経験がある高校生。

何度か、練習したことがある相手でした。

練習では、同じくらいの力のような気がしていました。

結果は‥。背負い投げで1本負けでした。

祖父は、「全然ダメだな」という言葉を残し、私に会わずに帰ってしまいました。

今になって、敗因を考えてみると、試合までの練習が、「練習の為の練習」をしていたからだと思います。

長野で試合していた時と全く違う雰囲気の予選会。

東京武道館と言う会場の雰囲気。

そのことを意識して練習をしていたのか?というところです。

試合を意識して練習する。

そんな事が出来ていなかったのです。

東京武道館で試合をしている自分をイメージするだけでも違ったかもしれません。

そして勝つことに対する気持ち。

「勝てたらいいな」ではなく「必ず勝つ」と言うコミットがなかったのです。


一緒に練習していた同級生は、次々に勝ちあがっていきました。

自分の力を出し切って試合をしていました。

私は、自分の力を出し切ることが出来ませんでした。

試合までの練習は、頑張ってしていました。

ただ、それが、「練習の為の練習」だったと、今考えると思います。


柔道は1本を取られたらそこで試合は終了です。

小学生の場合で言うと、小学生の試合時間は2分。

その2分の間に、練習の成果を100%発揮する為には、

「集中力」が必要です。


集中力、そして、緊張している状態の中で自分のいい所を出す為には。

「声を出すこと」が重要です。

声を出すことで、体が動くようになり、本来の自分の力を発揮する事が出来ます。

では、練習中に声を出さない練習をしていたらどうでしょうか?

練習中に声を出す習慣がないのですから、もちろん試合では出ませんよね。


では、どうしたらよいか?

まずは投げ込みの練習の時に、1回1回声を出す習慣をつけましょう。

最初は小さい声でもいいのです。

慣れてきたら、徐々に大きい声を出していきましょう。

このことを意識するだけで、大分変わってくると思います。


礼法も重要です。

中学生の練習を見ていると、1回1回の礼法をきちんと出来ている子はそんなに多くありません。

その中でも、礼法をしっかりしている子は、小学生の時の習慣です。

礼を見れば、その道場の力が分かります。

しっかりした礼法は、中学・高校 そして大人になっても役に立ちます。

かかとを合わせ、しっかりした礼法をしましょう。

試合の時に審判の先生に注意されているようでは、試合で、自分の力を発揮することは出来ません。


声を出すこと。しっかりした礼法をすること。この2つをしっかりすることが、基本中の基本です。


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Posted by アスリートサポーターズ at 06:19│Comments(0)柔道
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